

もともと個々に閉じたネットワークはありました。例えば、企業の中だけでデータを共有することを目的にしたLAN等です。その後、ネットワーク同士でデータのやりとりをするために、様々なネットワークが接続されていきました(WAN)。つまり、個々に存在していた閉じたネットワークが互いに繋がっていくことで、結果的に現在のような世界規模のネットワークに成長していきました。
ですから今みなさんがインターネットと呼んでいるものの実体は、さまざまな大小のネットワークが互いにつながったものをまとめてインターネットと呼んでいると言うことができるでしょう(ネットワークのネットワーク)。

インターネット加入者はそれぞれ個別のメールアドレスを持っているので、実際の郵便のように特定の宛先に、文章やファイルなどを送ることができます。電子メールの送受信は、電子メール用のプロトコルに基づいたメーラーと呼ばれるソフトウェアが行います。送信した電子メールは相手の端末に直接届くわけではなく、インターネット上の専用のサーバ(メールサーバ)に送信され、そのサーバに読み手がアクセスして情報を引き出しています。私書箱のようなものです。

今ではインターネットと言えばホームページのことを思い浮かべる人が多くなりました。
もちろんインターネットには様々な機能があり、ホームページはその中の一つに過ぎないのですが、今やホームページはインターネットを代表する機能になりました。ホームページはWWW
(World Wide Web)というしくみの上に成り立っています。 電子メールは主に文字だけの通信でしたが、ホームページは画面上にカラフルな画像やアニメーションをレイアウトでき、音楽を流したりすることもできます。ホームページを見るのには、ブラウザというソフトウェアを使います。
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